2020年12月27日 10時00分
初めて本を出版しました
今月、本を出版しました。
「無名の開幕投手 高橋ユニオンズエース・滝良彦の軌跡」(桜山社刊 2,400円税別)。書店や通販で発売中です。
滝さんは、私の母校である南山大学が名古屋外国語専門学校だった時代に硬式野球部で活躍し、地元企業の軟式野球チームを経てプロ入りしたサイドスローの右投手です。
滝さんの8年間のプロ野球生活で、パ・リーグの高橋ユニオンズ(1955年はトンボ・ユニオンズ)でエースとして活躍し、
1954年の新球団船出の開幕戦でプロ初先発。寄せ集めの弱小球団でその年16勝をマークし、チームが存在した3年間で最多の31勝を挙げました。
同僚にスタルヒンや佐々木信也、対戦相手は中西太(西鉄)、野村克也(南海)、榎本喜八(毎日)ら強打者たち。
私は2013年の12月に雑誌の記事でその存在を知り、当時ご存命だった滝さんに初めてお会いしてプロ野球に挑んだ足跡を聞き、以後、親交を重ねました。
2017年、滝さんが亡くなった後は、元同僚やかつての対戦相手を探し取材を続けました。
ご遺族や母校も訪ね、文献や古い新聞を探しに各地の図書館巡りをして執筆を続けようやく形になりました。
「人の縁」、「野球の縁」、「地域の歴史」、「時代背景」。
こんなテーマで書いた初めての著書です。
皆さんに読んでいただければ幸いです。