2009年08月11日 23時52分
何年振りだろう?
8月11日、午前5時7分。
つけっ放しの自宅のテレビから緊急地震速報のアラーム音が…。
名古屋では震度4。
お隣の静岡県では震度6弱を観測した地域もあった。
その2時間後、私は県営名古屋空港からヘリコプターに乗り込んで静岡県牧之原市で起きた東名高速道路の崩落現場上空に向かった。
この日は空港と現場上空を3往復。
報道番組での中継リポートは3年前の「長久手立てこもり事件」以来だ。
そして、ヘリコプター。搭乗は久しぶりだ。
記憶をたどってみたが、多分十数年ぶり5回目。
20年のアナウンサーキャリアからすると搭乗回数は少ない。
実はヘリコプター取材から逃げてきたのだ。
ではなぜ、この日は私が?
ただ単に他のアナウンサーが忙しく、時間的に可能な勤務だったのが私だけだったからだ。
実は私、自他共に認める「乗り物酔い大魔王」なのだ。
子供のころから観光バス・船・電車・池の手漕ぎボート・ブランコとありとあらゆる乗り物に三半規管を刺激され続けてきた。
そして、この仕事に就いてからの最大の敵が漁船とヘリコプターなのだ。
業務上、どうしても乗らなければならなくなった時は、
「仕事だから…」と渋々乗り込むものの、結局「ゲロリスト」になって不愉快なエンディングを迎えるという結末が常だった。
果たして今回は…、
つづく。