2009年08月13日 13時18分
「ゲロリスト」、飛ぶ。
8月11日、県営名古屋空港から中京テレビのヘリコプターに乗り込んだ「乗り物酔い大魔王」の私。
十数年ぶりに搭乗した当社のヘリは新型機になっていた。私をかつて苦しめた旧型機に比べ、スタイリッシュで機内の装備も性能も格段にアップしていた。
フライト直前、私とパイロットの間で交わされた会話は、
佐藤「エチケット袋どこですか?」
パイロット「ありません!」
まずい!不安になった私はカバンにスーパーマーケットのポリ袋が入っていたのを思い出し、ローターが回り始めた時にそれを握りしめた。
怖い。高い所を飛ぶのが?否。ヘリが?否。
「ゲロリスト」が本領を発揮し新型機とパイロット、副操縦士、伊藤カメラマンに圧倒的な臭気で迷惑をかけるのが怖かったのだ。
震度6弱を観測した静岡県西部を飛行中、「東名高速道路で土砂崩れしているところに向かえ」という指令を受け、それがどこかをパイロット、カメラマンと探しながら東名高速道路浜松上空を東へ進んだ。
そして発見。機内のモニターに上り東京方面の路肩が約40メートルにわたり崩落している様子が映し出された。
撮影とリポートを敢行していた最中、更なる崩落が起き、走行車線のアスファルトの一部が裂けるように落下するという場面に遭遇した。
つづく。