2017年12月22日 10時00分
デビュー30周年!旧友は現役バリバリ51歳の覆面レスラー
12月24日(日)午後4時55分からの「スポーツスタジアム☆魂」で地元出身のプロレスラーを特集します。
覆面レスラー・ウルティモ・ドラゴン選手は名古屋出身の51歳。33年前、彼が高校生、私が大学生の時に知り合いました。接点はお互い熱心なプロレスファンだったということ。
彼が通っていた高校の文化祭の出し物でプロレスのまねごとをする時には、私が実況アナ役で手伝いに行きました。
そのころから彼は「将来プロレスラーになる」と決めていました。私は「アナウンサーになりたい」と思っていました。彼は「なる」で私は「なりたい」。彼の決意を当時はそこまで本気にしていませんでした。
体操選手並みの身体能力を誇った彼は戦隊ヒーローショーでスーツアクターのアルバイトで稼ぎ、高校卒業後、実家の電気屋を継ぐべく東京で修行する傍らジムに通い身体を鍛え、新日本プロレスの道場に転がり込みました。
身長172cm。運動神経は抜群でも「体が小さい」という理由で入門はかなわず、単身メキシコに渡ってデビュー。1987年5月13日のパチューカでした。
渡航を知らなかった私は、デビューを彼からのエアメールの絵葉書で知り、すぐに当時勤務していた会社を休んでメキシコシティに応援に行きました。一緒にプロレスのまねごとで遊んでいたころから僅か3年余り。3万人が詰めかける巨大なドーム型闘牛場の特設リングで流血しながら奮闘する友人の姿に心を打たれました。
アナウンサーになれずに損保会社に就職した私にとって、彼は尊敬すべき存在になりました。その後、私が転職してアナウンサーになる時、彼の頑張りが背中を押してくれました。彼は軽量級レスラーの世界でトップを張り続けています。
「スポスタ☆魂」ではウルティモ・ドラゴン選手の現在と過去を私が30年前に撮影したデビュー当時の素顔で闘う映像も交えて特集します。