2020年01月31日 15時26分

台湾の鉄道/阿里山森林鉄道(4)十字路という街。

十字路の駅に到着して暫くしたら私の乗って来た列車が動き始めました。

理由は分かりませんが転線の様で、写真だけ見ればまるで到着シーン。

さて駅周辺の景色。人家があって規模は小さいながら街を形成しています。

眼下の渓谷も手に取るように見えます。

そこに後続の阿里山号(嘉義駅発9:30、十字路駅着12:30)が定時に顔を表しました。

そのシーンにカメラを向けるのは私だけではありません。

先に到着した列車が転線した理由はきっとこれ。乗客が乗り降りする台があること。間違いない!

駅前の商店ではいろいろ魅力的なものを売っていますが今回はパス。

そして向かったのは阿里山公路を走るバスのバス停。駅からは歩道で繋がっています。

2020年01月30日 15時00分

台湾の鉄道/阿里山森林鉄道(3)十字路駅。

●明日31日の金曜日はインターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」公開録音を東京/六本木ヒルズで開催中の「特別展 天空ノ鉄道物語」会場で行います。

詳しくは下記のURLをクリックしてください。

インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」公開録音決定!

 

さて台湾・阿里山森林鉄道の続きです。

今回の乗車券。上が嘉義駅から独立山(獨立山)駅までの乗車券。下が独立山(獨立山)駅から十字路駅までの乗車券。何れも嘉義発と言うのがポイント。

さてこうなった理由ですが、まず2週間前の販売開始日にネットで予約したのですが、1枚目はすんなり取れたものの2枚目の乗車区間である独立山(獨立山)駅から十字路駅のチケットは取れず。

そのため区間を変えて嘉義から乗車のパターンにしたら取れました。人気列車というよりは、嘉義駅~独立山駅を乗るお客さんはいないという事の様です。一部区間の乗車放棄しても鉄道会社に不利益を生じさせるものではないので良しとしました。その代わり独立山駅で乗車した阿里山号の私の席には他のお客さんが座っておられるという事はありましたが…。座っていたのはご家族で乗車のお客さんで、私の席はその方たちにとって都合が良い席でしたのでそのまま席を交換した次第です。

天気が良いとこんな風景が見えるんですね。山頂付近に集落があるとは意外な発見。

トンネルの入り口で見かけた50パーミルの勾配標。凄い!

水社寮駅で作業車両?と交換。

奮起湖駅到着。列車到着に伴う混雑が一段落して撮影。

ここではタブレットが現役。

十字路駅に到着。乗客のほぼ全員がハイカー。私のような乗り鉄は間違いなくいない!

標高1534メートルの駅。

駅併設の展望スペースからの絶景。厳密な意味での途中下車ではありませんが、ここはやはり途中下車したからこそ出会えたと書きたい。

2020年01月29日 20時32分

台湾の鉄道/阿里山森林鉄道(2)独立山駅。

何もない!列車が出発すると本当に何もない!降りたお客さんは三々五々散っていき、そして静寂だけが私の友達。

海抜743メートルのこの駅ですが、森林鉄道としての現役時代は間違いなく上下列車の交換がその目的だったはず。なぜ私がそう思うかは、駅の近くに民家が見られなかったことによります。ひょっとすると数十分歩いたところに民家のある「秘境駅」かも知れませんが…。ところでこの駅の利用者は服装などから察するに100%ハイキング客。この独立山駅を通過していくハイカーの姿も見受けました。

独立山登山歩道線…あとは読めず。でも遊歩道の地図であるという私の推理がきっとあっている。

駅構内にある給水塔。かつてシェイ式蒸気機関車が走っていた時代、ここで給水をしていたことでしょう。

ここからは後続の全車指定席「阿里山号」(嘉義発9:00)に乗車。

さすが全車指定席は快適。

車窓は台湾の山々の絶景。

(追伸)

インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」公開録音決定!

東京/六本木ヒルズで開催中の「特別展 天空ノ鉄道物語」を舞台に、パーソナリティー/野月、南田が皆さんとクロストークを交えながら一周します。

まだこの特別展をご覧になっていない方はこの機会に是非、そしてご覧になった方は皆さんと鉄道への想いを共有しませんか?詳しくは下のリンクをクリック!皆さんのお越しをお待ちしております。

インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」公開録音決定!

2020年01月28日 19時44分

台湾の鉄道/阿里山森林鉄道(1)独立山駅を目指す。

2019年11月23日の嘉義駅。いい天気。阿里山森林鉄道に乗るのは3回目ですが、やっと晴れた!

この阿里山森林鉄道ですが、実は土砂崩れにより嘉義駅~沼平駅の全線通しの列車は運転されていません。

まずは嘉義駅~奮起湖駅間 が復旧し、今は奮起湖駅 ~十字路駅間も運転を再開しており、今回は今の終点である十字路駅を目指すことにしました。

朝8:30発の奮起湖駅行きに乗車。全車自由席なのでこのようなロングシート。しかしこの写真を撮影した後はほぼ満席。

まずは嘉義の市内をゆっくり走ります。

北門駅に到着。これから一体どれだけの人が乗る???

竹崎の駅で更に乗る!車内では立っている人も多し。

線路上の人は、このエリアでハイキングを楽しむ人。

今回の旅は、刻んで行こうと考え、まずは独立山駅で下車。

2020年01月27日 23時37分

台湾の鉄道/三義から嘉義に移動。そして…。

11月22日、縦貫線三義駅から次の目的地嘉義駅に向かうのですが、三義駅は普通列車しか停まらないので、途中駅から自強号(日本で言えば在来線特急)に乗り換えようと思い、駅の出札窓口で相談することしばし。しかしどの列車もことこどく満席。結局自強号をあきらめ14:42発の普通列車に乗り、嘉義駅17:31という久しぶりの2時間50分、鈍行列車の旅と相成りました。

ラッピング列車が走るのは日本だけではありません。

まるで動物園。

私が乗ったのはこの原色車。

午後5時になる直前、夕日が沈んでゆく。センチメンタル・ジャーニー。

乗れなかった自強号が我が列車を追い越してゆく。

嘉義の町でまず飛び込んだのはセブンイレブン。そこにある端末で翌日乗車する阿里山森林鉄道の乗車券を引き換え。若干の手数料はかかりますが、駅の窓口は1つしかないため、万が一の行列に出くわさないための手段。まあ駅に早く行けばそれでOKなのですが、そこはそれ1分でも長く寝ていたい無精者。ところで台湾ではコンビニで列車の乗車券(指定券)が取れるのですが、そのことは知ってはいてもなかなかチャレンジをする勇気がこれまではありませんでした。しかしやってみたらあまりのあっけなさに愕然。一応、手順をスマホで確認しながらやっていたのですが、途中からは端末画面を見るだけとなりました。一度お試しあれ。

駅にほど近い商店街の定食屋さんで晩御飯。ざっくり700円ほど。

これはビール。ではなく、ご多分に漏れず台湾あるあるのビールを置いていない店。で、これはジャスミンティー。何で泡立ているかは不明。

2020年01月26日 15時42分

伊勢鉄道の車内券。

最近、三重県に行くことが多くなっています。今年に入り1月12日には三重県総合博物館に出かけましたし、この22日には伊勢鉄道に乗ってきました。

車庫のある玉垣駅から乗車し、四日市ではなく次の鈴鹿駅で快速みえに乗り継ぎ。

この「伊勢鉄道特殊連絡乗車券」に表示されているのは川原田からのJR線内の乗車券で、伊勢鉄道内の駅名などは書かれていません。

●玉垣~河原田=260円

  1. ●河原田~名古屋=770円

合わせて1030円の乗車券です。

ワンマン運転のため鈴鹿駅の停車中に1030円(事前に用意済み)を渡したところ、あっと言う間にこの乗車券を手渡されました。流石に慣れている。

鈴鹿駅で下車したのは待合室内の展示を見るため。

今回は玉垣15:01に乗り、鈴鹿着15:04。後続の快速みえが15:16発でしたので使える時間は約10分。ささっと見るのならこれでも可能ですが、玉垣ではなく津からの乗車でしたら、快速みえ~伊勢鉄道の普通列車への乗り継ぎで、余裕をもって見られたと思います。

2020年01月25日 18時16分

「特別展 天空ノ鉄道物語」。もう一つの見所。

インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」の公開録音が決まった「特別展 天空ノ鉄道物語」。

展示の素晴らしさはともかくこうしたサインも実は本物。各鉄道事業者に駅名標などを納めている会社が、精魂込めて作ったもので、とことんこだわっているのが面白いと思ったのは私だけではないはず。

また会場では手に取って読める時刻表もあります。復刻版ではなく発売当時のものもあります。変色した紙をめくれば当時の鉄活の思い出が蘇ります。

段ボール製1/1の機関車の前にはモニターが置かれ、走るとすれば…というイメージ映像もあります。

ところで昨日、「野月・南田のエアトレインch.」の公開録音の告知をさせて頂きました。

是非この入場券とともにお越しください。

2020年01月24日 23時31分

インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」公開録音決定!

君は「特別展 天空ノ鉄道物語」を見たか。

お馴染み「野月・南田のエアトレインch.」では1月31日(金)に公開録音を行います。

今回は東京/六本木ヒルズで開催中のあの人気イベントの会場が舞台。ヘッドマークをはじめとする心ときめく様々な展示を巡り、パーソナリティー野月貴弘と南田裕介が熱く熱く鉄道への愛を語ります。

ではここで公開録音への参加の仕方をご紹介。

(番組概要)

●番組名…「野月・南田のエアトレインch.」

https://voicy.jp/channel/798

●出演…車掌DJ野月貴弘/ホリプロマネージャー南田裕介

●今回の録音の放送日…2020年2月3日(月)~2月28日

毎週月・水・金 夕方(18時位以降)放送開始

(録音会場)

●会場…森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)

「特別展 天空ノ鉄道物語」内

〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー

※東京メトロ六本木駅か都営大江戸線六本木駅が最寄。

●録音日時…2020年1月31日(金)18:00~21:00

(入場にあたっての注意事項)

■「特別展 天空ノ鉄道物語」入場券の購入が必要です。

大人…2,500円(税込)、高校生・大学生…1,500円(税込)、4歳~中学生…1,000円(税込)

■森タワー3階チケットカウンターの当日券販売窓口にて『「野月・南田のエアトレインch.」 公開録音 参加』とお伝えの上、お手持ちのスマートフォン、タブレットなどの画面で、Voicy「野月・南田のエアトレインch.」をフォローしていると分かる画面のご提示をお願いいたします。

それにより入場券と参加証のワッペンが手渡されます。

■参加証(ワッペン)は52階の「特別展 天空ノ鉄道物語」滞在中は、必ず見えるところにお付け下さい。

■入場できるのは17:00からとなります。

それ以前での入場券購入では参加証のワッペンは発行されず、公開録音には参加できません。

17:00以降、早めに入られた方は録音開始の時間までゆっくり会場をお楽しみ下さい。

また前売券でご入場の方は、お手数ですが森タワー3階チケットカウンターにて、上記の手続きをお済ませ下さい。

■入場の締め切り時間…19:15までとなります。

それ以降の入場は出来ませんのであらかじめご了承ください。

■録音中の途中入場、途中退出は出来ます。

※公開録音は18:00から始まりますが、途中からでも楽しんで頂けるような内容です。

■集合時間と集合場所…18:00に中央改札を入ってすぐの場所です。

※途中からご参加の方はお手数ですが、会場内で録音場所をお探し下さい。

(公開録画参加者の皆様へ)

  • 「特別展 天空之鉄道物語」は通常、20:00にて閉館します。

しかし、本録音は21:00までを予定しており、参加の方は録音終了まで会場に滞在することが出来ます。

 

(お願い)

「特別展 天空ノ鉄道物語」は内周編と外周編があります。録音は内周編から始まり、外周編へと回ります。外周編は21:00(録音終了)まで見学が出来ますが、内周編は都合により20:00に閉館となります。内周編をご覧になる方は20:00までにお済ませ下さい。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

2020年01月24日 0時08分

台湾の鉄道/旧山線レールバイク(8)世界遺産の価値がある!?

台湾鉄路管理局(在来線)の三義駅。

日中は1時間に1本、普通列車だけが停まるローカル駅。ですが、駅前にはタクシーが常駐しています。日本では考えられない光景です。

街中に出ればこうして建物が並び、商店街も形成されています。最初に私が抱いていて1時間に1本しか停車しない駅のある街のイメージは、がらりと覆されました。

ただ列車が出発すると待合室はご覧のようにガランとしてしまいます。ところでこの駅の利用客数がどれほどかは分かりませんが、台湾の駅は有人駅が多く、そして有人駅では、日本風に言えばみどりの窓口があり、優等列車の座席指定券が買えます。

世界遺産になる価値があるとアピールする台湾世界遺産潜力点のステッカー。この日乗ってきた旧山線は、それだけの価値があると地元ではアピールしています。

ホーム間を移動するための地下道。この閉じられたシャッターの向こうに旧山線のホームがあります。

旧山線が廃止された今も残るホーム。

山線三義駅の次の駅は、旧山線ではこの日行ったばかりの勝興站。こうして駅名標もかつてのまま。ひょっとしてこの旧山線が世界遺産に登録されたなら、観光路線として復活し蒸気機関車が走る!という夢を私は見そうです。

2020年01月22日 21時50分

台湾の鉄道/旧山線レールバイク(7)絶景。

南斷橋秘境(經魚藤坪鐵橋)という名の停車場?Aコースの片一方の終点で、20日にUPした「龍騰断橋(りゅうとうだんきょう)」の説明は、ここで一旦降りて歩いて行ったところで行われています。ともかくここはそもそも駅でもなければ信号所でもなく、観光レールバイクの観光ポイントとして作られたようです。

清々しい空気の中をゆったり走るバイク。一昨日UPした5枚目の写真の鉄橋から見える風景です。

橋を渡る。結構長い橋なのでそこだけ周りが開けた感じです。

「龍騰断橋」がはっきり見えます。勿論、往路でも見えているのですが、今ひとつ走行ルートを理解しておらず、写真が撮れませんでした。それにしてもこういう廃線の朽ち果てる寸前の橋をちゃんとした観光地に仕立てているのが良いですね。

日本ではここと同様で考えると高千穂あまてらす鉄道株式会社が近いかも知れませんが、残念ながら私は行ったことがなく、単に鉄橋つながりだけなのですが、一度足を運んでみようと思いました。

こうして2019年11月22日、旧山線レールバイク完乗。ところでたまたまかいつもかは分かりませんが、Bコース乗車時に片言の日本語を話す若いスタッフがいて、勝興站での集合時間を教えてくれるなど要所要所で私に声をかけてくれ、おかげで『孤独』な乗り鉄にはなりませんでした。

昼ご飯は三義で泊まった民宿のご主人お勧めの町の食堂。

麺屋さんなのに炒飯を注文。

他にこの棚から小鉢を選ぶ。

日本風に言えば茄子の煮びたし。台湾は、町の食堂でも美味しいのが魅力です。

※メニューが漢字なので何となくどんな料理か見当がつくのも高評価。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!