2020年03月13日 23時00分

タイの鉄道番外編(3)バンコク市内の鉄道。

バンコク市内には、../../../2020/03/13/2434都市交通鉄道として

1)MRT(Mass Rapid Transit/地下鉄)

2)BTS(Bangkok Mass Transit System Public Company Limited./バンコク・スカイトレイン/高架鉄道)

3)ARL (Airport Rail Link/エアポート・レール・リンク/スワンナプーム国際空港(バンコク)への連絡鉄道)

があります。

その内、MRTは写真等の撮影禁止ですが、それ以外は大丈夫なようです。なおMRTの駅には係員がいることが多いのですが、観光客がスマホで撮影している分には黙認のようにも受け取れました。

※MRTの駅には撮影NGのピクトグラムあり。ただ、BTSでは撮影NGのピクトグラムは見なかった。

MRTのバンワー(Bang Wa/บางหว้า)駅から見たBTSシーロム線(BTS Silom Line)の電車。この撮影は駅員さんの目の届く中でしていたのですが、MRTの駅であってもカメラがMRTの駅構内施設、電車に向いていなければ問題ないような感じでした。もっともたまたまこの時だけだったかもしれませんが…。

BTSのサパンタクシン(Saphan Taksin/สะพานตากสิน)駅。複線ではなく単線?

事情は良く分かりませんが、訪問時点(2019年11月4日)ではこの駅のホームが単線扱いになっており、駅の前後で、信号待ちが発生していました。電車の本数がまだそれほど多くないので運行出来ている感じですが、早晩立ち行かなくなるのは日の目を見るより明らかな状況です。

チャオプラヤー川を越えるBTS Silom Line。

橋の上で交換するBTSの電車。ラッピング電車が重なっており、分かり難いのですが、この写真には2列車が写っています。

晩御飯はバンコク中央駅たるクルンテープ駅前の屋台。ビールが旨い。

夜の8時過ぎ、酔い覚ましにクルンテープ駅構内へ。「Welcome 」の向こうに何か停車している。

イースタン& オリエンタル・エクスプレス。アジアを走る超豪華寝台列車。ここで出会えたのはきっとラッキー。

こんなアジアンテイストなラッピング車があるとは知らなかった。

2020年03月10日 23時32分

タイの鉄道番外編(2)タイ国鉄庁舎。

2019年11月4日、ここはタイ国鉄庁舎。

守衛さんの詰め所?左後ろに見える車輪は、ベンチです。

文化財になりそうな佇まいの庁舎。ただ思ったよりもこじんまりとした印象です。

静態保存されている1906年、ドイツ製の蒸気機関車。何というか、JR東日本の本社の前に静態保存の蒸気機関車があると言った図。それを考えるとせめて屋根を作ってあげたい。

ところで何故「国鉄本社」に来たかと言うと、タイ国鉄グッズを売る売店がここにあると聞いたから。

ただ探してもそれらしき部屋が見当たらないので、通りがかった職員の方に「翻訳機」を使って確認したら「ここタイ国鉄庁舎にはない」とのこと。「クルンテープ駅で毎週火曜日の午前中、グッズコーナーが開設される」との話も聞きましたが、何せ確認していません。本当にグッズコーナーはあるのでしょうか?

次回、タイに行く機会があれば確認しようかと思っています。

(余談)

職員の方との別れ際、何となく「そこで待っていろ」といわれた雰囲気だったので、しばし大人しくしていたら、何とバイクで移動中の職員を呼び止め、「クルンテープ駅」まで送ってもらう事になりました。距離にして約1キロ。タイ滞在6日目と言う事で、結構疲れが出ていたこともあり、本当にありがたい出来事でした。「コープクン・クラッ」ありがとう!

微笑みの国、タイ人の優しさに感動。

2020年03月09日 23時23分

タイの鉄道番外編(1)鉄道アウトドア博物館。

その場所の正式名称を捜そうと地図ソフトで調べると「鉄道アウトドア博物館」と出てきました。

バンコク中央駅たるクルンテープ駅から北へ歩くこと約10分。

この辺りに何かあるはずだと思いながら来ないと見つけられないかも。目印は線路が無いのに存在感のある踏切の標識だと勝手に思っています。

客車がある。

中は図書館?

資料館?

鉄道装甲車?日本でが見かけない車両。

ベンチ。それにしても私がここにいた30分ほどの時間に誰も来ない。

ガイドブックにも多分、載っていないある意味穴場。

新型コロナウイルスが落ち着くまでは、海外渡航は当面、我慢です。せめてこうして思い出に浸るのが精一杯。

2019年12月29日 18時50分

スパンブリー線(10)DD511137&1142@タイ


2015年1月26日の札幌駅。特急「北斗星」を牽くのはDD51 1137と、、、2両目は不明。

その1137号機ともう1両、1142号機は今はタイにいます。居場所は今回の旅の途中でもあるノンプラドゥク・ジャンクション駅。

普段はこんな感じ。現在、この駅周辺では国鉄南本線の複線化工事が行われており、その工事車両の牽引用と聞きました。

一応、形式写真となるような写真はちゃんと撮影しています。そしてその撮影後にこんな遊びに取り掛かりました。段ボールで台紙を作り、それにヘッドマークを印刷した紙を貼りつけたものですが、これを考え、実際に作ってタイまで持ってきた方のエネルギーにはただただ感謝です。

そしてもう一枚。最初の実際の走行写真と見比べて下さい。ヘッドマークの完成度の高さには脱帽です。趣味の世界は、本気で遊ぶから楽しいのです。

遊びと言えばこうした入場券も用意されていました。

※「62」はタイの暦年2562年の下2桁です。

最後にこちらも参加者への記念品。

今回の旅で出会った皆さん、本当にありがとうございました。

そして何よりこの貸切列車を企画し、タイ国鉄と交渉~実現させた幹事の方には心から御礼申し上げます。

2019年12月28日 23時28分

スパンブリー線(9)帰路。

帰路も大空を優雅に舞うコウノトリを車窓に見つつの旅。

美しい田園地帯。ただ晴れたら晴れたでひたすら暑い。車内の日の当たっている席から人影が無くなったのは当然のこと。

手を振ってくれる人あらば、こちらも降り返す。列車の中と外で手を振りあうと言うのは、私の経験値の範囲限定ですが、世界共通です!と言い切る。

ノンプラドゥック・ジャンクション駅まで戻ってきました。

到着して暫くするとタブレットが準備完了。

受け取るのはバンコク/トンブリ駅13:55発のナムトク行き。10分ほど遅れての到着。

受取り方は腕全体でするものと思っていたら、何と手!

スピードが遅いのと、そもそもこの駅は停車駅であり、受取りに失敗してもあとで挽回ができる訳ですが、そうすると何故わざわざ走行中にこれを行うかの理由が分からない。

不思議が一杯のタイ国鉄。

2019年12月27日 23時29分

スパンブリー線(8)スパンブリー駅。

マライメン仮乗降場での撮影大会が終わり、スパンブリー駅に戻ってきました。

1面1線のホームはやたら広い。

駅を出て正面を見るとこんな感じ。

更に少し離れた場所から駅を見てみた。見えている人工物は駅舎だけ。これが深夜だときっと淋しかろう。

駅構内には駅長と助役がいる。

南国の花には華がある。

13:28、30分少々の撮影タイムが終了し、いざ出発。

終点なのにその先があった不思議な駅、スパンブリー駅。さようなら。きっともう一生来ない。

2019年12月26日 22時42分

スパンブリー線(7)乗り鉄泣かせの線に光明!

マライメン仮乗降場の先は食堂。日本人の鉄ちゃんの手前にいる人たちは食事をしています。

振り向けばそこは往来のあるスパンブリーの町の幹線道路。

分かり難いですが、一番左に写っている黄色い荷台の車はソンテウ(トラック改造乗合バス)。

つまり終点から一駅(?)乗ればそこは市街地なのです。しかもこの界隈を地図アプリで見てみたら数分の場所にホテルらしきものもある。(英語で予約できるかどうかは不明)

「タイ国鉄時刻表(非公式日本版)」によれば…、

『スパンブリー線下りはマーライメーン駅が実質の終着駅で列車は運行されています。ただし車掌や運転士にマーライメーン駅まで行くことを告げないとスパンブリー駅で運転が打ち切られます。上り始発はスパンブリー駅4:20発でいったんマーライメーン駅へ行き折り返しバンコク行になります。』だそうで、事情が分かれば市街地に接するマライメン仮乗降場まで行くことが出来るのです。

景色を楽しめない路線を乗るのは苦痛以外の何者でもなく、謂わば修行です。それでも乗ってみようと思う人にとっては、冒険から挑戦レベルまでハードルが下がったと思っています。ではスパンブリー駅で降りないで、マライメン仮乗降場まで乗りたいということをどうやって車掌さんに伝えるか?

今は携帯の翻訳ソフトは優秀です。ご安心を。

反対側に行くと、こんな感じの風景の中にマライメン仮乗降場があります。

この人たちは参加者ではなく、ここスパンブリーの住民親子。普段は列車が走らない時間にも関わらず、何と列車が来たということで記念写真を撮っており、私もお二人を撮らせてもらいました。。

動き始めた汽車の窓に顔をつけて外を見たら、地元の人が見送っていた。シャッターチャンスが少し遅れたので手を振っているのは1人だけですが、この直前まで皆が手を振ってくれていました。日本とタイの友好。

日本とタイの友好と言えば名古屋に「覚王山日泰寺」があります。ここにはタイ国(当時はシャム国)から送られた仏教開祖釈迦(ゴータマ・シッダルータ)の遺骨、真舎利が祀られており、そのご縁で寺の名前には日本とタイが連なっています。

(余談)

今回の参加者でここマライメン仮乗降場でお別れした方がいます。

乗降場近くでトゥクトゥク=サムロ―を捕まえ、その後ロットゥー(ミニバス)でバンコクに戻ったそうです。タイで一番乗りにくい路線がいつの間にか、何だかとても親しみやすい路線になっていました。

※スパンブリーの町とバンコクを結ぶロットゥー(ミニバス)の存在は、ネットで調べたら出てきました。

2019年12月25日 21時44分

スパンブリ―線(6)マライメン仮乗降場。

田園風景。というか夥しい鳥の数。そう言えば昔は農作業をする際(きわ)で舞う鳥たちを見たような、見たことが無かったような…。夢幻かも知れないし、本当に見たことがあったかも知れない。こんな素敵な風景を日本で見られるのだろうか?

ナムトク線よりもスパンブリー線の方が車窓に魅力を感じている。でも貸切列車でしかこの風景を見られない。

12:16、スパンブリ―駅が見えてきました。何分遅れているとかいったような概念はとうに消え去り、ただなるようになっていくのを楽しんでいる。だって考えたってしょうがないんだもん、こればっかりは。多分、同乗の人たちも同じ気分だったと思います。多分、タイ語で一番有名な一言、マイペンライ/ไม่เป็นไร=大丈夫、問題ない、何とかなる。

何故か列車はスパンブリ―駅で一時停止したものの直ぐに出発。その先に向かっていきます。

暫く走ったところがどんつき。

※「どんつき」はどうも方言らしい。

マライメン/Malaiman/มาลัยแมน「駅」と言いたいところですが、仮設の乗降場だそうで、そのためここの存在はタイ国鉄の公的資料には載っていないそうです。それにしても立派な看板。

2019年12月24日 17時23分

スパンブリ―線(5)コウノトリ。

9日ぶりのタイ国鉄。

スパンブリ―線には途中に4つの駅(トゥンブア、ロンリアンガンビン、スリサムラン、ドントン)があり、昼間に一本も列車が走らない線という事もあって各駅でスペシャル撮影タイムあり。

この写真はトゥンブア駅。

ロンリアンガンビン駅。一直線に伸びる線路。そして見て欲しいのはこの整備された路盤と軌道。改良工事が行われたと容易に想像がつきます。比較対象すれば、札沼線の線路が函館本線並みといったところ(?)。乗り心地は良い。

何が飛んでいるのだろうと思ったら「コウノトリ」の仲間(スキハシコウというらしい)とのこと。タイ在住歴が長い方の話では、農村地帯ではよく見られるそうです。最初はただぼーっと景色として見ていただけでしたが、その優美な姿に魅了され、シャッターを押したことでこの写真を残すことが出来ました。

※今回のこのスパンブリー線の旅では、タイ在住歴のある方や現に住んでいる方、またタイ語の堪能な方も参加されており、撮った写真を見て頂く中でそれを知ることが出来ました。

スリサムラン駅。景色が広い。

11時半過ぎ、お腹が空いて昼食。主食ではなく、副食?

見た目はオムそばの具が、モヤシ炒め的な感じ。ただオムレツではなく生地は卵がたっぷりの薄焼きと言ったところ。

量は小盛の焼きそば程度。小食の方ならこれでOKと言えるボリューム。

ドントン駅。南国。

2019年12月14日 11時44分

スパンブリ―線(4)ノンプラドゥック・ジャンクション駅

駅舎内にある信号所。所狭しとレバー(てこ)が並ぶ姿は今も現役。

泰緬鉄道起点駅の石碑。ノンプラドゥック・ジャンクション駅は前日乗ったナムトク線の起点でもあるのですが、混雑する列車内からこの碑は撮影できませんでした。と書くと如何にも残念だった感ありですが、実はこの日に下車してその存在を初めて知りました。歴史の1ページを確認。

次駅の案内かと思いきや分岐する路線の案内。表示されている駅名は各路線の主要駅。

さて出発時間です。数分の間にどれだけ写真を撮っている!でも撮っているだけではなく記憶も残しています。

10:03、列車はいよいよスパンブリ―線に入ります。

列車はのどかな田園風景の中を走ります。定期列車であれば、ここを通過するのは18:30過ぎで既に日が暮れている時間です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!