2021年02月28日 16時23分

切手と消印(20)国鉄武豊線開業100周年記念。

国鉄武豊線開業100周年記念。こちらは東浦郵便局の発行。

この一連を一つでくくれば既に4回目の連載。100年という区切りのインパクトの大きさ故でしょう。NPO法人名古屋レール・アーカイブスで最初に「切手と消印」の整理を始めたときに、武豊線開業100周年が多いなあとは思いましたが、考えてみればそれだけの価値があるということを、ここに今書きながら認識を新たにしています。

ついでながら、C56の左側にある「ぶどう」の房。東浦町がぶどうの産地であることを思い出しました。

今回の消印での発見。

●小型記念通信日付印

●通信日付印(和文)

「風景印」と「小型記念通信日付印」が異なるものだと言うことを知りました。

もっとも私がこれを蘊蓄(うんちく)として語れるようになることはないでしょうが、それでも小話としては話せそうです。

2021年02月27日 22時34分

駅のホームを組み立てる。

駅のホームを組み立てる。

よく見れば(よく見なくとも)駅名標とか飲料の自動販売機の貼り付けシールの形がいびつで、しかも水平が取れていなかったりしている。

カッターで、ミリ単位の切り出しをするのは至難の業。慣れもあると思うが…、などとついつい言い訳が先行してしまう。

ホームを見本通りに作り上げるには、集中力だけでは何ともならない気がする。それにしても金属定規をあてての切り出しが、これほど真っ直ぐ切れないものとは、夢にも思わなかった。言っちゃ何だが、そんな初歩の初歩からやり直しの人生。

まあ今回はこれくらいで許してやろうと、自分で自分に大甘な採点。でもいやいやではなく、結構楽しんでいる自分がいる。

(参考)付けていないパーツが多数。貼っていないシールが山ほどあり。

2021年02月26日 17時01分

切手と消印(19)国鉄武豊線開業百年記念切手帳。

国鉄武豊線開業百年記念切手帳。

発行は半田郵便局と半田市内到底郵便局。

昭和61年(1986年)4月29日から5月5日まで運転された蒸気機関車を題材にしています。

私にとっては笹島駅で開催された「愛知の鉄道 100年フェア」の馴染みがあり、その記念行事で走った「SL一世紀号」は撮影出来ませんでした。

ところでこの「1世紀号」は期間中、毎日武豊線を走ってはおらず、東海道本線の木曽川駅まで往復した日もあります。

●武豊線/武豊~熱田間が開業したのは1886年(明治19年)3月1日。

●その後、清洲、一ノ宮と延伸され、同年の6月1日までに木曽川駅まで到達しました。

その関係で、「1世紀号」は武豊線だけではなく、東海道本線を木曽川駅まで走りました。

2021年02月25日 21時37分

変電所を組み立てました。

ほぼ半日がかりで変電所を組み立てました。

Nゲージサイズ(1/150)なのでミリサイズの部品が多く、老人力を発揮するつもりはないものの、老眼鏡と拡大鏡をセットで使っても肝心の部品を取り付ける場所が見えない。ピンセットで部品をつかんで取り付ける場所に手を持って行く。その途端、手が震えて部品を落とす。四苦八苦。

プラモデルと同じ作業と言えばその通りだと思う。とは言ってもプラモデルを最後に組み立てたのは恐らく半世紀以上前。

下の見本写真と、とりあえずの完成品と比べてみれば、付いていない部品あり。何故?まあ何かと色々ありまして…。

こうして模型沼に段々はまって行く。

2021年02月24日 22時31分

切手と消印(18)武豊線開業百周年記念/半田亀崎郵便局。

こちらは半田亀崎郵便局の「武豊線開業百周年記念」。

1号機関車150形。1872年(明治5年)の日本の鉄道のスタートにあたりイギリスから輸入された機関車のうちの1両。

新橋~横浜間で使用された後、武豊線の開業時にこの地に来て、そして走ったとのことです。

こちらのスタンプは「武豊線での画期的な電気式ディーゼル動車 キハ43000形」。1937年(昭和12年)、当時の鉄道省が作った気動車で、武豊線で使用されたことは間違いないのですが、その後に向けての結果を出すことが出来ず、量産されることはありませんでした。「電気式」という確かに「画期的」ではあった車両でした。

ところで武豊線の100周年関連。まだ続きます。

2021年02月23日 22時04分

切手と消印(17)武豊線開通100年記念展/半田郵便局。

JR武豊線が開通したのは1886年(明治19年)3月1日。その100年後、半田郵便局発行のこの記念発行物にあるように「武豊線開通100年記念展」が開催されたようです。

日付が7月19日なので調べてみたら、半田市立博物館でこの企画展が開催されていたという情報が出てきました。(あくまでもネットでの情報です)

開通当時の半田駅。今と大きく変わった感じがしないのは気のせいでしょうか?

 

2021年02月22日 12時00分

切手と消印(16)愛知環状鉄道・地下鉄桜通線・犬山橋。

この地方の記念スタンプ。

1988年(昭和63年)1月31日。それまでのJR東海/岡多線(岡崎~新豊田)が廃止され、愛知環状鉄道が開業しました。なおかつこの日は新豊田~高蔵寺間が延伸開業した日でもあります。豊田郵便局の消印あり。

地下鉄桜通線の今池~野並間の延長は1994年(平成6年)3月30日。「名古屋市南区内地下鉄開通」という消印の文字に地元の喜びを感じました。

鉄道と道路の併用橋だった「犬山橋」。そこに道路橋が新設されてそれまでの犬山橋が鉄道専用となったのは2000年(平成12年)3月28日。消印の「ツインブリッジ」は道路橋の愛称だそうです。また郵便局名が「各務原東」となっていますが、愛知県側の郵便局で同様の発行があったかまでは分かっていません。1つ残念なのは名鉄電車の車両がないこと。もっともこの記念の消印は「道路橋」が主体なので、それは無い物ねだりでしょう。

2021年02月21日 20時55分

月1の鉄道模型講座、第5回。

毎月第3土曜日開講の鉄道模型講座。

ここからのスタート。

実は先回の課題の駅舎問題(と書くほどのことも無いのですが…)は途中で挫折しており、来月までの宿題として先延ばし。

もう一度先生の作品を確認。

紙の重ね合わせをチェック。私に出来るかな?

六十の手習いという言葉がありますが、私にとっては六十七の手習い。

この日までにカットした紙はあったのですが、私の紙の選択がアウト(自分ではそこそこの厚紙と思っていたが…)で、更に分厚い紙でやり直すことにした次第。

さてこの日の作業。まず真ん中の白い部分。

カットしたまでは良かったのですが、そもそもでこぼこな上に奥に向かって削り過ぎていたので、それを粘土で埋めて補修。「何とかなる」「何とかする」のが、ジオラマ造りの基本の一つだそうです。

若干テクニックに走っているきらいはありますが、それも教えてもらいつつ成長する私。(自画自賛)

そして手前の線路を土台に貼付け。その外側にある白いラインの秘密は…。また次回。

2021年02月20日 23時00分

手元にある近鉄の特急券と乗車券。

1)特急券の表面と裏面。
*昭和33年だから名古屋~大阪が中川乗換えの時代。
*乗換えがなくなったのは翌年の「伊勢湾台風襲来」の復旧工事で、名古屋~大阪(上本町)間の軌間が1435mmで統一されてから。
*それまでの名古屋線が1067mmだったのを知る人は、近鉄の関係者かディープな鉄道ファンくらい。でしょう。
*そう言えば「近鉄名古屋」が「近畿日本名古屋」の時代。私には結構リアルな駅名。
*名古屋発19時だから「なにわ四号」だよね。そうなんです。当時の名阪特急には愛称がありました。
*指定席の番号あり。同一号車の同一番号で乗り継いでいたのでしょう。
2)乗車券の表面と裏面。
*面白いと思った1枚がこれ。
*肝心要なのは、普通の硬券なのに発行が日本交通公社神戸三宮案内所。
*これまで考えたこともなかったのだけど、この頃は、旅行代理店で普通に私鉄の硬券を扱っていたと言うことなのだろう。で、良いのかな?

2021年02月19日 16時40分

切手と消印(15)さよなら鉄道郵便局。

以前、鉄道郵便局という鉄道郵便を扱う郵便局がありました。

明治時代に始まり、1986年(昭和61年)にその歴史を閉じました。

その直前、1986年9月25日から9月30日まで「さようなら鉄道郵便局展」という催しが名古屋であったようで、これはその時の記念スタンプと思われます。

イベント名が「さようなら」で、消印が「さよなら」である理由は私には分かりません。

一方こちらは記念切手。

切手の発行年が1987、昭和62年となっており、かつ消印の日付が62年3月30日ですので、明らかに廃止後しばらくたってからの発行です。

いずれにしろ鉄道史の一コマであり、しかも郵便物が鉄道で運ばれていた時代の最後の貴重な資料です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!