2022年01月11日 23時59分

鉄印帳の旅(72)全40社、達成しました。

このブログで現在、「鉄印帳の旅」の連載中ですが、皆さまに報告があります。

本日、2022年1月11日、鉄印が完全に揃いました。

40社目の最後は阿佐海岸鉄道。

ただ惜しむらくは現地で買っていないくま川鉄道。なおくま川鉄道は改めて訪れることにしています。

下記が鉄道事業者名と押印日の一覧です。

 

(北海道)

1)道南いさりび鉄道…2021/10/7

 

(東北)

2)三陸鉄道…2021/10/8

3)IGRいわて銀河鉄道…2021/10/7

4)秋田内陸縦貫鉄道…2021/10/9

5)由利高原鉄道…2021/10/9

6)山形鉄道…2021/11/24

7)阿武隈急行…2021/11/24

8)会津鉄道…2021/11/25

 

(関東甲信越)

9)野岩鉄道…2021/11/25

10)わたらせ渓谷鉄道…2021/11/25

11)真岡鉄道…2021/12/15

12)鹿島臨海鉄道…2021/12/15

13)いすみ鉄道…2021/11/26

14)北越急行…2021/7/23

15)しなの鉄道…2021/7/22

16)えちごトキめき鉄道…2021/7/22

 

(北陸・東海)

17)あいの風とやま鉄道…2021/7/21

18)IRいしかわ鉄道…2021/7/21

19)のと鉄道…2021/7/21

20)明知鉄道…2020/08/30

21)長良川鉄道…2021/03/30

22)樽見鉄道…2020/9/4

23)天竜浜名湖鉄道…2021/12/21

24)愛知環状鉄道…2020/7/10

25)伊勢鉄道…2020/7/10

 

(近畿・中国)

26)信楽高原鉄道…2021/10/18

27)京都丹後鉄道…2021/10/29

28)北条鉄道…2021/10/29

29)若桜鉄道…2021/11/2

30)智頭急行…2021/11/2

31)井原鉄道…2021/11/12

32)錦川鉄道…2021/11/12

 

(四国)

33)阿佐海岸鉄道…2022/1/11

34)土佐くろしお鉄道…2021/11/4

 

(九州)

35)平成筑豊鉄道…2021/12/14

36)甘木鉄道…2021/12/14

37)松浦鉄道…2021/12/14

38)南阿蘇鉄道…2021/12/13

39)くま川鉄道…2021/10/15(通信販売)

40)肥薩おれんじ鉄道…2021/12/13

今日の報告はまた後日いたします。

2021年12月13日 16時38分

鉄印帳の旅(48)岩徳線と錦川清流線の森ヶ原信号場。

帰りの車内でこんなものを見つけました。広告などを貼りだすスペースにあった森ヶ原信号場 の配線図。

もともと同じ国鉄線だった岩徳線と錦川清流線(岩日線)の分岐点が「森ヶ原信号場」なのですが、この図にどれほどの人が反応するのかが不明。

私のような者なら「おーっ」とかなるのでしょうが、それでも「何でこれがあるの?」とか思ってしまいます。ただこの図の先にはこの鉄道線の詳細な紹介があるので、それへのアプローチの意味合いかも?と思ったりもしました。なおその紹介の中には「川西~森ヶ原はJRとの共同使用区間」という記述がしっかりなされていました。

錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅(以前の名前は「御庄(みしょう)駅」)に18:35の到着。

貨車改造の待合室には「御庄駅」の名前が今も現役です。何となくですが、確信犯で残している気もします。

中はがらんどう。何かがあるかも?と期待したのですが…。

夜の無人駅。哀愁というよりただ侘しげ。

当初、ネットの検索サイトで錦町~広島を調べて出てきたのは岩国乗換の山陽本線経由。そこで(紙の)時刻表をチェックしたら18:57発のこだまがあり、それに乗ることに。特段、新幹線を使わない設定では無かったのですが、色々な区間の検索をしているとまれにこういうこともあります。

※他の時間帯ではJR山陽新幹線「新岩国駅」と錦川鉄道の「清流新岩国駅」乗継ぎが普通に出てくるので、この検索結果が出た理由は不明。

通過する新幹線をスマホで撮影。

こだま866号は700系でした。

余談ですが、広島駅の「キッズスペース」は500系。

なお500系の運用開始は1997年。ひかりレールスターの登場は2000年。私の心にピッタリはまっています。

2021年12月12日 14時21分

鉄印帳の旅(48)錦川鉄道の「とことこトレイン」。

折り返しは17:46発の536D。30分強の時間を使ってしばし散歩。

ここ錦町駅から先、本当ならば岩日線が走る予定だった跡地を使い「とことこトレイン」というトロッコ遊覧車が走っています。土・日・祝と春休み、夏休みの運行ですので、私のようにほぼ平日限定で動く者にはハードルが高いですが、いつかは未成線の跡地が現役となった場所を体感したいと思っています。

「とことこトレイン」が走る場所。

廃線跡の活用は全国で見かけるようになりましたが、未成線「幻の鉄道」の出来上がった路盤を活用し、こうした観光用車両を走らせているところは全国でも福岡県の赤村とここだけのはずです。

17:28頃。肉眼ではかなり暗いのですが、デジタルカメラではこの通りの写りよう。その分、夜の帳がおりる瞬間を写真として表現するのは、私の様なフルオートで撮影する者にとってはとても困難なテーマです。

錦川鉄道錦川清流線のマスコットキャラクター、オオサンショウウオの「ニシキー」に見送られ帰りの列車に乗る。

乗ってきたのと同じNT3003こもれび号「森林のグリーン」。

清流に棲むカワセミが美しい。

今回使った錦川鉄道錦川清流線の1日フリーきっぷ。2000円。錦町駅~川西駅間は片道980円なので、単純往復の私のような使い方では元は取れません。あくまでも「乗車記念」での購入です。

2021年12月11日 13時33分

鉄印帳の旅(47)錦川鉄道錦川清流線。

錦川鉄道錦川清流線の前身、岩日線に乗ったのは1978年(昭和53年)7月4日。

その日の行程がこれ。

錦町の入場券も購入しています。

錦川鉄道の鉄印は書き置きではなく、鉄印帳に直接書いてもらえました。

錦川鉄道錦川清流線唯一の交換可能駅「北河内(きたごうち)駅」で534D/NT3002ひだまり号「桜のピンク」と交換。

因みに私が乗っているのは531D/NT3003こもれび号「森林のグリーン」。NT3000形は全部で4両あり、それぞれがキャラクター列車となっているのは、観光客にとっては楽しみの一つになると思います。錦川鉄道の公式ウェブサイトに詳しく掲載されているのでご参照ください。

北河内駅は思っていたより構内が広く、元々の国鉄岩日(がんにち)線(山陽本線岩国駅~山口線日原駅を結ぶ予定だったのでこの名がある)が陰陽連絡鉄道の一つと言うことで、長編成の貨物列車の運転も想定した幹線もしくは幹線に近い位置づけだったのかも知れません。

この鉄道が「錦川」を名乗り、線名も「錦川清流線」であることを、乗ってみて合点が行きました。これほど清流錦川に沿って走っているとは思ってもいませんでした。

43年前に乗った時の記憶はとうになく、、、とかのレベルではなく、そもそも全国の鉄道を全部の乗ろうとして全国を巡っていたときの、車窓の記憶がほぼありません。表現が難しいのですが、今回の「鉄印帳」のおかげで、車窓を思い切り楽しんでいる自分がいます。

特段観光地を巡るでもなく、そもそも観光を目的にしていない旅なのに、日本の秋の空気を吸うことの心地よさを再発見する一時を過ごしています。

錦町駅に17:10到着。キハ40-1009を日没前にまず撮影。

2021年12月10日 11時14分

鉄印帳の旅(46)名勝 錦帯橋。

11月12日の鉄印の2社目は錦川鉄道。

新岩国駅。こだま851号は14:33着。本当ならばここから目と鼻の先にある錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅(以前は「御庄(みしょう)駅」。2013年(平成25年)に現駅名に改称)から列車に乗るのですが、16:19まで列車の設定はありません。

1日10往復の錦川清流線にそうそう都合良く短時間の待ちで乗ろうとは、あまりに虫の良い話しです。

ということで史蹟名勝天然紀念物保存法(かつてあった法律で今は廃止されている)により名勝に指定されていた「錦帯橋」の見物に出掛けました。

新岩国の駅からここまでタクシーで10分弱。で、この錦帯橋から錦川鉄道(JR岩徳線)川西駅まで歩いて20分強。川西駅発16:13発の列車に乗る予定なので15:40頃ここを出れば多少、道に迷ってもリカバリー出来そう。と、ここまでは事前の調べで予想は出来たのですが、問題は40分ほどの時間でここを楽しめるか?というもっとも重要なことがネットでは出てこない。

橋の向こうの山の上に見える岩国城であったり、「吉香公園」 (きっこうこうえん)とかに行かず、橋だけなら大丈夫でしょう。とは入橋料を支払う案内所の方のお言葉でしたが、「ここまで来て、それは勿体ない」感が全開で出ていました。いざこの地に立って、私も同感。

清流・錦川をこれから遡る前の小さなイベントと言うことで自分を納得させました。

川西駅。

錦川鉄道のゼロキロポストが何とホーム上にあり。

16:01発の岩徳線徳山駅行き。

通学時間帯なので学生さんが大勢乗っていました。

16:13発の錦川鉄道清流線錦町(にしきちょう)駅行きに乗車。

2021年12月09日 22時15分

鉄印帳の旅(45)ハローキティ新幹線でワープ。

移動も楽しむ鉄印帳の旅。これから山口県の錦川鉄道(かつての国鉄岩日線)を目指します。ということで福山駅から新岩国駅までは新幹線でワープ。13:16発のこだま851号(ハローキティ新幹線)に乗車です。

特段キティちゃんが好きというわけではありませんが、それでも写真を撮ってしまいます。

実はこの日の行程はこの列車に合わせて組んだのです。

窓のブラインドを閉めるのもお約束。それにしても爺がこの電車の車内で撮影する姿はちょいと恥ずかしかったり。

以前の『500系新幹線「500 TYPE EVA」』の喫煙ブースはそれに似合うデザインだったけどこの新幹線では…。

因みにこれがエヴァンゲリオンの喫煙ブース。

三原駅でのぞみを退避。

500系同志の顔合わせ。500系新幹線のデザインは本当に素晴らしいと思っており、歴代新幹線ではE5,E7系が出てくるまでは、私の中では断トツでトップでした。一方何度も乗った「のぞみ」時代の500系はその独特のデザインから車内は窮屈に感じ、私の中で「乗るのははずれ」でした。

断面がほぼ円形と言いたくなるデザイン。ところが今回久しぶりに500系に乗車し、4列だけではなく5列シートの席でも思ったほど天井の圧迫感を感じませんでした。理由は不明ですが私の気の持ちようだったのかも知れません。

新岩国駅着14:33。上りホームに移動し、「ひかりレールスター 700系」との2ショット。

14:37発のお見送り。77分の旅。たった5駅(新尾道、三原、東広島、広島、新岩国)の移動でした。

2021年12月08日 15時52分

鉄印帳の旅(44)井原鉄道のキャラクター。

11月12日の鉄印帳の旅。

井原駅に11:19に着いて乗車するのは12:17発の福塩線直通の福山駅行き。

時間があれば駅前の食堂を探してそこで食べるのが私流。井原駅前の770円の日替わり定食はOKでした。もっともまれに味の濃さ具合で私の味覚に合わない場合もありますが、それも旅の楽しみだったりします。

岡山県井原市はデニムの町だそうで駅構内の売店もご覧の通り。

井原鉄道の車両を模した自動販売機。1本買うと3円が井原市に寄付されるそうです。とのことで私も3円、井原市に寄付しました。

1日3往復の福山駅直通列車の内の1本。

参考までにですが、福山駅と井原駅の間には路線バスもあります。私は一応調べた上で、「やはり」ということで列車を選択しています。

IRT355-04の車体にはご当地キャラクターが勢揃い。

井原鉄道のキャラクターは「いっちゃん」「はっちゃん」だそうです。

駅のホームから見える福山城。JRの駅でここまでお城に近い駅ってあったっけ?

2021年12月07日 14時43分

鉄印帳の旅(43)井原鉄道の「夢やすらぎ号」と高梁川橋梁。

倉敷駅発10:32、847M新見駅行き。213系。JR東海のウェブサイト「車両のご案内」にも飯田線で活躍とありますが、私にとっては馴染みの少ない電車です。もっとも乗る分には快適です。

清音駅に10:39着。ここから井原鉄道に乗車です。

10:46発の神辺駅行きは「夢やすらぎ号」。2005年登場の特別イベント車両で、井原鉄道の「夢やすらぎ号」のウェブサイトに日々の運行スケジュールが掲載されているのを知ったのは、名古屋に戻ってから。

いつもなら下調べをして、出来る限りこうした車両を選んで乗っているのですが今回はノーマーク。ラッキーの一言。

清音駅~川辺宿駅間の「高梁川橋梁」716.3m。1993年(平成5年)度の「土木学会技術賞奨励賞」(参照:ウェブサイト/井原線の新技術 橋梁《デジタル岡山大百科》)

私が何故この写真を撮っているかと言えば、まずこの鉄橋自体がカーブしていること。カーブしている橋自体は珍しくありませんが、鉄骨を組んだトラス橋でのカーブは珍しいのではないでしょうか?

何とも不思議な構造の路盤。道床はコンクリートでレールはロングレール。つまりとても静かに橋を渡っていきます。

とても良い雰囲気の車内。この列車の乗客は清音駅でJRから乗り換えた方も含め20人弱いたと思うのですが、鉄道名になっている井原駅に近づくにつれ徐々に下車し、いつしか数人に。おかげでこうした車内の写真を撮影することが出来ました。

トンネルでは夜汽車気分。

11:19、井原駅到着。

不思議なモニュメントがある駅前広場。

モニュメントの丸い穴を覗くと、その先に駅舎の先端部分が見えます。これで駅舎だけではなく、駅前広場も含めてトータルでデザインされている事が分かりましたが、このモニュメントが何かは是非、現地に足を運んで確認して下さい。

2021年12月06日 22時46分

鉄印帳の旅(42)井原鉄道(いばらてつどう)。

1999年(平成11年)1月11日、岡山県総社市の総社駅と広島県福山市の神辺駅を結ぶ第三セクター鉄道/井原鉄道(いばらてつどう)井原線が開業しました。そして私は1999年(平成11年)6月6日にこの線に乗っています。

第三セクター鉄道と言っても全線新規開業。私にとって乗りに行かねばならない路線でした。

神辺駅には開業半年にしてまだ記念の幟(のぼり)がありました。

井原鉄道の鉄印は「全国未成線サミットin浜田」参加の事前活動として11月12日に行ってきました。

名古屋駅発08:11、のぞみ5号に乗車で岡山駅着09:46。ジパング倶楽部を使っているので本当ならば経費節減のためのぞみ号は使いたくないモノの体力温存と時短短縮を優先させました。ああっ勿体ない。などとは言いません。

岡山駅からは伯備線直通の10:14発新見駅行き847Mに乗ろうと思っていたものの09:53発の三原駅行き413Mに間に合ったので、それに乗車(倉敷駅10:09着)。

115系らしいのですが、私には113系との区別がつかない。

倉敷駅に降り立つのは間違いなく約50年ぶり。高校2年生の時に来て以来。あれっ?大学生の時にも来ていたかも知れない。どちらにしても誤差の範囲。

半世紀前にはきっと無かった花時計。

倉敷駅で見かけた乗越精算機。これほど可愛いタイプを見たのは初めてですが、JR西日本エリアでは一般的な存在なのでしょうか?

コロナ禍の中で本数が半減の特急やくも。

岡山駅方面行きの電車。113系。私は一生違いが分かる人にはなれそうもない。

私がいるのは伯備線ホーム。そこから見た山陽本線ホームにカメラを構えた人が2人いたので、何事だろうと思ったら10:28頃、この列車が入線。La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)。本来の運転日ではないことから貸切のようでした。ダイヤとしては『ラ・マル しまなみ」だと思います。

2021年11月27日 16時05分

広島電鉄の広島駅前界隈。

今月(11月)12日は、広島駅前のホテルで一泊していました。

夜の7時過ぎに新幹線を降り、早速目の前を行く電車を撮影。

ここだけ見ればヨーロッパの市街地を行くトラムの風景。

駅に近い立地のホテルに泊ると、まずは窓外の風景の確認がお約束。「トレインビューホテル」であると分かっている場合は、予約時に「鉄道の見える部屋」を事前にお願いすることもありますが、今回は出たとこ勝負。

夜なので流し撮り。

一夜明けて13日(土)の朝。線路に朝日は届いていませんが、川沿いの木々が少し輝き始めました。

広島駅から南方の景色。

ホテルを出て朝の散歩。清々しい朝の空気を吸い込みながら、電車を撮影出来る幸せ。

広島の電車。連接車が知らない間に増えている気がしています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!