2022年01月04日 14時25分

月一の鉄道模型講座と書籍「名鉄編成図鑑」の紹介。

遅くなりましたが12月24日の鉄道模型講座の報告。ジオラマの土台の部分の修正からスタート。

1枚目の写真ではフラットに見える土台部分ですが、カッターで切り出しているので、実は結構デコボコしています。それを水平にすべく丁寧に切り出していきます。

この日のメインはまずは道路想定の場所に色紙を貼り、その上に切り出したスタイロフォームを糊付け。細長いブロックと四角いブロックの間は道路で、その道路を高架で乗り越えます。その橋脚となる部分は別のバーツを取り付けるため、少しカットしました。

ここまででこの日の作業は終了。ここのところ、行けるうちの鉄印帳の旅をしており、自宅作業はしていません。よって建設工事は遅れ気味。

さて今日の話題は昨年12月15日に発行された「名鉄編成図鑑」(発行:ネコ・パブリッシング)。

私のとなりに写っているのはこの本の解説を書かれている山田司さんで、私とは10年以上のお付き合いのある方。そして私が参加している鉄道模型講座の講師でもあります。

名古屋で長年暮らしているとあまりにも身近なため、名鉄電車の編成の多様さはあまり気付いていません。でも実は、不思議なというか面白い編成で走る電車の宝庫で、今回の本はそれに目を付け、写真とイラストで紹介しているのが味噌です。これまで出版された名鉄本の中で、これほど多くの編成写真とイラストを掲載している書籍は無いはず。

それでこの写真ですが、私の一押し、パノラマカーもどきの7300系と3400系の組み合わせ。7300系は外観こそ新しいですが、足回りが旧型のためこうした連結が可能でした。懐かしの1枚。

一方、山田さんのお勧めはこの1枚。同じ3400系との組み合わせでも相手はモ800形両運転台。少しクセが強めの1枚。

精密なイラストは近藤克実氏によるもの。このページのスケールは1/150なので、Nゲージをやっている方には参考になります。因みにですが、何が凄い(面白い)かと言えば床下機器などのディテール。これを参考にとことんこだわったモデル製作は如何でしょうか?

もっとも老眼の私はそうした無謀な挑戦はしません。(出来ません。が、正解ですね)

名鉄のユニーク編成で最近話題となった1枚。去年の6月26日の撮影。名鉄電車の編成は楽しい。

2021年12月04日 21時00分

月一の鉄道模型講座、近鉄道明寺線柏原南口駅。

11月27日の鉄道模型講座。

土台の部分とこれから加工するスタイロフォーム。

片面を斜めに切り出す。多少はまともにカットできるようになったと自画自賛。このブロックは土盛りの想定でこの上に線路を置きます。

講師の方では無く、(自宅)作業が進めた参加者の方の作品。(完成が近い感じ)

私もこの方の作品を目指して制作中。

土盛り部分の形を整え、道路が通る部分をカットし、線路を仮置き。何となく“形”が見え始めました。

道路を跨ぐ橋の土台の部分を組んでみた。

駅舎(既製品)の組立でこの日の作業は終了。この一か月は自宅作業をしなかったこともあり、進捗は今一つ。

ところで今回のテーマは近鉄道明寺線柏原南口駅(かしわらみなみぐち)。さてどこまでリアルに近づけるだろう?

2021年11月11日 14時07分

新たなる鉄道趣味のジャンル「レゴ鉄」。

このブログで9月9日にアップした「レゴ」。鉄道に関するものならば取りあえず1回は手を出したいと思う私ですが、今日はレゴの展示イベントの話題。

10月30日、31日の2日間、京都市の梅小路公園「緑の館」で開催された「第5回レゴブロック展示会」の模様です。

このイベントはレゴ愛好家の皆さんの力作を展示するもので、鉄道に限らず様々なジャンルの作品を見ることが出来ました。

こちらは大物。一体どれほどの制作期間が必要だったのでしょうか?

制作者の方によれば、設計図面を用意し、それで組み立てるのではなく、全体のイメージを頭の中で作った後は、一つ一つのレゴブロックの部品を、順番に組んでいくだけとのことでしたが、私には間違いなくそれで出来るという発想力が足りない。ではなく、無い。経験を積むことで何とかなりそうなことと何ともならないことがあることを、この年になれば十分理解しているつもりです。

同じような部本を使いつつ、なにゆえこれほどのバリエーションが出来るのか、見ているだけでも十分楽しい気持ちになりました。

こちらはレゴを愛する知人の出品。一個一個の部品は同じでも、組み合わせが変わることで、これだけ様々な表情を見せる造形になるのは不思議。もっともそれがレゴの魅力でしょう。

黄色いプレートですが、何とここを通過する時、警笛を鳴らすことが出来、それ以外にも一旦停止させて再度走り始めるといったことの出来るプレートであったり、レゴって本当に面白い。

こちらは別の方の一回り大きなレイアウト。

新幹線で遊ばせてもらいました。

レゴブロックで車両やジオラマなど本物の精密な再現(実物の再現)をすることはまず無理でしょう。ただ鉄道模型とは全く別の趣味の世界があることは体感できました。

組立やパーツ集めの難しさなどの苦労話もお聞きしましたが、本気の趣味の奥深さが見ているだけでも十分、伝わってきます。鉄道趣味のジャンルに「レゴ鉄がなぜ無いのだろう?」と思ったのが今回のまとめです。

2021年10月28日 14時22分

月一の鉄道模型講座、2021年度下半期のスタート。

この10月23日から月一の鉄道模型講座の本年度下半期がスタートしました。

まずは配布された部品等。これを早速加工、組立に入ります。

下の横長のスチレンボードは16センチ×60センチの大きさ。これを土台にするのですが、それをそのまま使うとたわみが出たりするとのことで、3センチの高さの“下駄”を履かせます。

両サイドだけだと真ん中が沈むこともあるため、途中3箇所にも補強のための桟(さん・骨組み)を入れます。

一応の組み上がり。かどかどに入れている小さな部品(スチレンボードの端材利用です)は補強のため。糊付けだけでの組立なので、こうした部材を足すことで、全体により強固となっているはず。

表面はこんな感じ。ここの上にスタイロフォームを積み、いよいよ次回から「ジオラマ」らしい制作に入ります。

スタイロフォームも少しだけ加工。ここからどんな風になっていくかは正直、自分でもまだ良く分かっていない。正確に言うと講師の方の説明で何をすべきかのイメージは出来ているのですが、それを具体的にどう手を加えていくかの段取りの順番の整理がついていないのです。

ここから先は一か月後。

2021年09月26日 21時47分

Nゲージを走らせる。

Nゲージのジオラマを作り始めて1年が過ぎました。元は昨年の7月25日に参加した「鉄道模型ジオラマを作ろう」1DAY講座。

その時の作品。

単発ながらこれを継続してやるのも面白そうとばかりに鉄道模型ジオラマ制作の講座に申し込みました。

ジオラマ制作と並行して「走らせるレイアウト」も家に組むことにしました。

全て既製品の組み合わせでオリジナルなものはゼロ。レールセットなどは実はジオラマ作りを始める前から買っていたものの設置する場所がなく、ほったらかしになっていました。そして外出がままならない1年半を経て、やっと部屋を整理。

この写真では分かりませんがレール面の高さは110センチ。畳1枚分の広さのイアウトの下は洋服やその他もろもろを収納する棚になっています。つまりスペースを確保するにあたり立体交差としました。

この場所には洋服ダンスが2本あったのですが、定年退職に伴いスーツを始めとした衣類は徐々に減量化しており、それを調整した今年の夏からやっとレイアウトをどう組むかのプラン作りにかかりました。

完成したのは昨日の土曜日。

いつかは自分のオリジナルのジオラマの中を走らせるのが夢。

既成のレイアウトでもこれだけ楽しいのだから自作ともなるとどれほどになるのか、今からワクワクが止まらない。

2021年09月20日 18時11分

鉄道模型を作ってみて感じたこと。

鉄道模型でジオラマ作りをしている人から、そもそも「写真の撮り方、視点が違います。」とは言われていました。

最近、確かにそうかなと思ったのは例えば18日にアップした名鉄国府宮駅界隈でのこと。

こうした水路であったり、

あぜ道と実際に稲が生育している場所との距離感を感じ取るための1枚を撮影したり。

以前では考えられないことです。

ホームセンターで人工芝を買ってきて切り取り、今回作ったジオラマに置いてみました。人工芝の高さは約4ミリ。かける150をすると600ミリ。つまり60センチ。Nゲージの情景としてはなかなか手頃な大きさと言えます。ベースのシートには良い感じのグラデーション(春の田んぼ)があるので、組み合わせることで何か表現出来そうな予感。

もっとも人工芝を使うことは私のアイデアでは無く、先人の教えに従っているだけの話しですが、やはりそれが広まるにはそれだけの理由があるというのは納得です。

畑の方にも置いてみましたが、作物には見えず。緑が密集する何かを思いつけばこれも新たな展開が出来るかも。

あぜ道用のフエルト。百円ショップで購入。今回作ったあぜ道は百円ショップで購入した手芸用のフェイクファーの紐状の製品。ただ色味の問題もあって茶色系でもバリエーションのあるフエルトにバトンタッチを画策中。

最後にジオラマ制作を卒業された方から頂いた数々。20数年は経過しているということで変色具合が半端でないものあり。それはそれで楽しんで使おうと思っています。

そうそうっ、鉄道模型を始めてものを捨てられなくなりました。例えば切り出して端材となったスタイロフォームだったり。どこかで使えるのではとか思ってしまうのです。先達にお伺いしたら鉄道模型制作あるあるとのことでした。

2021年09月19日 22時11分

月1の鉄道模型講座、自主トレ。

9月14日にアップした鉄道模型講座(9月11日開講分)で、これまでの一連のジオラマ制作は一応終了。これからも鉄道模型講座は続くので、何か困りごとがあれば聞くことは出来るので問題は無いのですが、今私が作っているジオラマは自主トレと言える状況です。

自分のイメージに沿った配置。真ん中に20メートル車では1領分のホームを配置。

手前の青い部分は水田。線路の向こうは畑。今回は紙をベースにした既成品を使用。いざ置いてみると少しイメージとは違っている。それはそうだ。そもそもシートなので、商品としての工夫は感じるものの立体感には限界があることに今頃になって気付く。

鉄道模型をされている方から見れば「えっ?それはそうでしょう」となるところですが、初心者あるあるということで笑って通り過ぎてください。

次に山に木を植えます。今回は爪楊枝(つまようじ)を幹にしています。これは講師の方から教えてもらった手法の一つ。なおアドバイスのポイントに「軸はちゃんと着色すること」があり、はいっ、ちゃんと守りました。

今回のこのブロックはここまでで出来上がり。

畑に働く人を足してみた。

駅周辺にも人に立ってもらいました。

実はというほどのことでも無いのですが、一番上の写真の制作段階で、良しっ!ここでもう一踏ん張りとばかりに色々部材を買ってはきており、、、でもいざ作る段になり気が変わり、これはこれでも良さそうと思い始め、今回はここで終了としました。

とにもかくにも今は初心者として経験を積む段階。それ故というと日本語の使い方としていささか難ありですが、何というかちょっと違うところで使おうと思いついてしまったのです。それがいつになるかは分かりませんが、必ず使うことをここで宣言します。

鉄道模型って面白い!そして奥が深すぎていつ初心者を脱することが出来るか見当がつきません。

2021年09月14日 17時09分

月1の鉄道模型講座、9月11日の進展。新たなブロックの制作開始。

新たなブロックの制作開始。

取りあえず山だけはそのまま連続するとしてまずはスタイロフォームの切り出し。なお土台部分は以前に制作済み。

廃線の線路が少しはみ出していますが、元々はそのままなだらかな勾配で繋げる予定でした。

が、このブロックの最終構想が頭の中で固まってきたので思い切って切断。

切った先っちょは、粘土で作った台の上に置き、そのまま使います。

そして全体に色を塗る。ちょっと濃すぎたかも?

これまでの私の場合は茶色系の塗料に黒と白を混ぜて(自分の思うような)色を調整しているのですが、今回は茶色系の塗料が少し足りなかったので、黒を少し多めに足し込んで辻褄を合わせたのもきっと原因の一つ。で、100円ショップに行ったのですが、最初の店では茶色系のアクリル絵の具が売切れ。結局百円ショップA~百円ショップB~百円ショップAの別の店と3店はしごしてしまいました。

今回の教訓。いつでもあると思うな定番品。まあ100円で買えるので、在庫がある時に買い置きしておきましょう。

2021年09月13日 23時14分

月1の鉄道模型講座、9月11日の進展。さらなる高みへ。

7月24日までに作ったジオラマと今回完成したジオラマを繋ぐ。

キハ22形の2連を走らせてみる。と言っても電源を繋いでいないので手押し。

実は花見をする人を足している。分かるかな?

ネコが遊んでいる。木柵に前足をかけているネコちゃんは、肉眼では良く分かるのですが、写真に撮るとなかなか認識出来ないと悟りました。次回の課題。

街角に人が出ています。(ピントは後ろのキハに合わせてあります)

本格的なジオラマと自分で言うのも何ですが、2つ作ってみての感想。

1)ジオラマのパーツの切り出しはとても難しい。

*金属製の定規をあてがい、紙やスチレンボードをカッターで切り出すのですが、直線で切っているはずなのに結果は何故かよたよたとしている。また切った部分を横から見て、本来は正方形もしくは長方形の綺麗な四角形のはずが何故か台形になっている。つまりちゃんと定規に刃先を当てているつもりでも、そうはなってはいない証(あかし)。講師の方やベテランの方だけでは無く、他の参加者の切り出しはお見事。まあ私が単に不器用なだけなのであろう。

2)糊を使いこなすことはジオラマの基本。

*今回も糊の使い方で大苦戦。緑の部分は大分慣れてきたと自画自賛ですが、それ以外はまだまだ。部品が小さいのでどうあがいても指先のみならずピンセットの先にも糊が付き、本来付いて欲しいところに部品を固定出来ない。何せ、指やピンセットに付いたまま離れてくれないのだからどうしようもない。鉄道模型教室の皆さんによれば「そのうちに慣れますよ」だそうです。もっとも慣れと言うよりは努力量の世界というのが私の実感。

3)作る楽しみを走らせる楽しみに進化させる道は遠い。

*今作っているジオラマを、単に一周走ることが出来るようにするにも、まだまだ先が見えてこない。ということでこれから先どれほどの時間が掛るのでしょうか?どうせ作るならば、全ブロックとも曲りなりにもジオラマにしたいとか考えており、それが最大の課題。

それはさておき、軟弱な私は取りあえず1周走らせられる線路を購入し、単に走らせることを楽しんでいます。まあ自作ジオラマの走行という楽しみは取っておきましょうなどとは負け惜しみです。

2021年09月12日 21時38分

月1の鉄道模型講座、9月11日の進展。

丘の上の公園にある一本桜。のイメージ。

ここの改善点。木々の下の緑の層が薄く、一方色が濃いのでそれを改善して明るくしたらどうか。

再構築。違いが分かるでしょうか?明るくなり、散歩したくなるような緑地が誕生しました。

昨日もアップした全体像。ここでどんなイメージのジオラマかを書きます。

2つの線路の内、上は急勾配を駆け上がり峠を越えて行く旧線で、今から四半世紀ほど前に勾配緩和の新線(下の線路)が開通したという想定。旧線は廃線となったものの線路は外されること無く朽ちつつある状態を、如何に表現するかが課題。

一番右の端はこんな感じ。

線路の端の処理はベテラン参加者の方のアイデアと手を借りました。ここはスパッと断ち切り更に…。

ところでここに見える白い物体は粘土。スチレンボードをカットし、それで上り坂の骨組みを作り、そこに粘土を押し込んで安定させています。これは講師の方に手法を教えて頂き、その上で自己流で挑戦したパートです。

廃線跡の部分は、もっと緑に覆われていても良いのでは?とのことで20有余年の月日で自然に返りつつある雰囲気をより強調することにしました。

新線と民有地(想定です)の境目は、私としては何も手を加えるつもりはなかったのですが、よりリアルにするには柵を設置したらとのアドバイス。仮に置いてみたら良い感じ。で、早速組み込んでみました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!