2017年11月11日 13時35分
宮原坑で今も残っている遺構は。第二竪坑関連施設(竪坑櫓、捲揚機室、デビーポンプ室一部外壁)と呼ばれるもの。
この業務用エレベーターに近いものは、坑内で働く人たちが乗ったりもしましたが、揚炭(地下から地上まで石炭を運び出す)の機能も兼ねていたため、かつては石炭を運ぶ炭函を動かすためのレールが坑口から選炭場まで延びていました。参考までにレールの幅は470mm(18.5in)。
これが巻揚機。今と違い、昔は巻き取られるワイヤーの長さでどの辺りに搬器があるかを判断したりもしていたとのこと。
これは何かの拍子に炭函が間違っても櫓の中に落ちないにしているストッパー。これは炭函が通れる状態。
こちらは炭函が通れない位置。当時の安全設備を知ることも面白い。
今回の大牟田行きの決定打となったのがこのトイレ。宮原坑の駐車場にあります。
三池炭鉱専用鉄道(地元の愛称は炭鉱電車)の電気機関車がモチーフとのことですが、パンタグラフまであるのは凄いと思う。